ステンレス鋼
| 分類 | 鋼種名 | 性質と用途 |
|---|---|---|
| オーステナイト系 | SUS304 | ステンレス鋼・耐熱綱として最も広く使用。食品設備、一般科学設備、原子力用。870℃までの繰り返し加熱に耐える。 |
| SUS304L | 304の極低炭素鋼、耐粒会腐食性に優れ、溶接後熱処理できない部品類。 | |
| SUS304N2 | 304にN及びNbを添加し、同上の特性をもたせた。用途は304N1と同じ。 | |
| SUS309S | 耐食性が304より優れている。耐熱鋼として使われることが多い。980℃までの繰り返し加熱に耐える。炉材。 | |
| SUS310S | 耐酸化性が309Sより優れており、耐熱鋼として使われることが多い。1035℃まで耐える。炉材、自動車排ガス浄化装置用材料。 | |
| SUS316 | 海水をはじめ各種媒質に304より優れた耐食性がある。耐孔食材料。 | |
| SUS316L | 316の極低炭素鋼、316の性質に耐粒界腐食性をもたせたもの。 | |
| SUS317 | 耐孔食性が316に優れている。染色設備材料など。高温において優れたクリープ強度をもつ。熱交換器部品。 | |
| SUS317L | 317の極低炭素鋼、317に耐粒界腐食性をもたせたもの。 | |
| SUS321 | Tiを添加し、耐粒界腐食性を高めたもの。装飾部品には推奨できない。400～900℃の腐食条件で使われる部品、高温用溶接構造品。 | |
| SUS347 | Nbを含み、耐粒界腐食性を高めたもの。400～900℃の腐食条件で使われる部品、高温用溶接構造品。 | |
| フェライト系オーステナイト | SUS329J1 | 二相組織をもち、耐酸性、耐孔食性に優れ、かつ、高強度をもつ。排煙脱硫装置など。 |
| SUS329J3L | 硫化水素、炭酸ガス、塩化物などを含む環境に抵抗性がある。油井管、ケミカル・タンカー用材、各種化学装置用など。 | |
| SUS329J4L | 海水など、高濃度塩化物環境において、優れた耐孔食性、耐SOC性がある。海水熱交換器、製塩プラントなど。 | |
| フェライト系 | SUS430 | 耐食性の優れたはん(汎)用種類。建築内装用、オイルバーナー部品、家庭用装置、家電部品。850℃以下の耐熱化用部品、放熱器、炉部品、オイルバーナー。 |
| マルテンサイト系 | SUS403 | タービンプレード等高温高応力部品として良好なステンレス綱・耐熱鋼。 |
| SUS410 | 良好な耐食性、機械加工性をもつ。一般用途用、刃物類。 | |
| SUS416 | 被削性がステンレス綱中最良の種類。自動盤用。 | |
| SUS420J2 | 420J1より焼入れ後の硬さが高い種類。刃物、ノズル、弁座、バルブ、直尺など。 | |
| SUS431 | Niを含むCr鋼、熱処理で高い機械用性質をもつ。410.、430より耐食性良。Alの添加で折出硬化性をもたせた種類。スプリング、ワッシャー、計器部品。 | |
| 折出硬化系 | SUS630 | Cuの添加で折出硬化性をもたせた種類。シャフト類、タービン部品、積層板の押板、スチールベルト。 |
耐熱鋼
| 分類 | 鋼種名 | 性質と用途 |
|---|---|---|
| マルテンサイト系 | SUH3 | 高級吸気弁、低級排気弁、魚雷、ロケット部品、予熱焼室。 |
| オーステナイト系 | SUH660 | 700℃までのタービンロータ、ボルト、プレート、シャフト。 |
チタン
| 種類 | 鋼種名 | 性質と用途 |
|---|---|---|
| 1種 | TB270 | 工業用純チタン 耐食性に優れ、特に耐海水性に優れる。化学装置、石油精製装置、バルプ製紙工業装置などに用いる。 |
| TB270 | ||
| 2種 | TB340 | |
| TB340 | ||
| 3種 | TB480 | |
| TB480 | ||
| 11種 | TB270Pd | 耐食チタン合金 耐食性に優れ、特に耐すき間腐食性に優れる。化学装置、石油精製装置、バルプ製紙工業装置などに用いる。 |
| TB270Pd | ||
| 12種 | TB340Pd | |
| TB340Pd | ||
| 60種 | TAB6400 | α-β合金(Ti-6Al-4V) 高強度で耐食性がよく、化学工業、機械工業、輸送機器などの構造材、例えば、大形蒸気タービン翼、船舶用スクリュー、自動車用部品、医療材料などに用いる。 |
その他
- SS、SC系、SCM、SNC、SNCM、SNB等
- メーカー独自鋼種